貴金属は、金が反落して寄り付く見通し。金と銀はドル建て現物相場の下落と円高を 受けて売り優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが金軟調につれ安と なろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は14.04ドル安 の2650.33ドル、銀が10セント安の3060セント、プラチナが2.29ドル 安の942.60ドル、パラジウムは14.22ドル安の981.60ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=149.74/76円で、前営業日の 大引け時点から0.31円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が1万2830円前後、銀は149.5円前後、プラチナ は4555円前後、パラジウムは4700円前後。 【NY金はドル安が支援も上げ一服】 金は前週末の海外市場では、中東情勢に対する懸念やドル安を受けて買い優勢となっ たが、買い戻し一巡後は上げ一服となった。 金は中東情勢に対する懸念やドル安が支援要因になった。イスラエルとレバノンの親 イラン武装組織ヒズボラの停戦合意も攻撃が続いており、先行き懸念が残った。ただヒ ズボラの最高指導者ナイム・カセム師は29日、イスラエルとの停戦協定の履行に向け レバノン軍と緊密に連携すると確約した。ヒズボラは「誇りを持って」停戦に合意した と述べた。一方、シリア軍は北部の要衝アレッポに押し寄せたイスラム主義の反体制派 「シャーム解放機構(HTS、旧ヌスラ戦線)」が主導する大規模な攻撃で数十人の兵 士が死亡したと発表した。シリア軍司令部は、反体制派がアレッポの大部分に侵入した と認めた。ロシアはシリア軍を支援するため反体制派を攻撃しており、シリア情勢も確 認したい。 トランプ次期米大統領は、カナダのトルドー首相と国境、貿易、エネルギーについて 「非常に生産的」な会談を行ったと明らかにした。次期米大統領はカナダに25%の関 税を課すとしており、トルドー首相は関税回避のため、協議している。 銀は前週末の海外市場では、ドル安や金堅調が支援要因になったが、買い一巡後は上 げ一服となった。 【NYプラチナはドル安や金堅調が支援】 プラチナは前週末の海外市場では、ドル安や金堅調が支援要因になったが、買い一巡 後は上げ一服となった。 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。中東情勢に対する懸念が残ることや トランプトレードのポジション調整でドル安に振れた。ただ貿易摩擦に対する懸念が残 ることやインフレ高止まりに対する懸念が上値を抑える要因である。 <今日の予定> ・中国製造業購買担当者景況指数 2024年11月(財新) ・ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年11月確報(Markit) ・ユーロ圏雇用統計 2024年10月(EUROSTAT) ・米製造業景況指数 2024年11月(ISM) ・建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行
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