[今日の視点]貴金属=金が上昇、円安が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が上昇して寄り付く見通し。金と銀は円安などを受けて買い優勢となろ
う。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安を受けて軟調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は0.53ドル安の
2649.15ドル、銀が29セント高の3129セント、プラチナが11.52ドル
安の940.91ドル、パラジウムは6.36ドル高の979.81ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=150.64/66円で、前営業日の
大引け時点から0.62円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が1万2900円前後、銀は151.0円前後、プラチナ
は4580円前後、パラジウムは4700円前後。
【NY金は予想以下の全米雇用報告などが支援】
 金はきのうの海外市場では、予想以下の全米雇用報告などを受けて押し目を買われ
た。
 金は予想以下の全米雇用報告などが支援要因になった。11月の全米雇用報告による
と、民間部門雇用者数は14万6000人増となった。市場予想は15万人増。10月
は23万3000人増から18万4000人増に下方修正された。11月の米ISM非
製造業総合指数は52.1と、前月の56.0から低下し、予想の55.5も下回っ
た。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は、米経済は9月に利下げを開始した当
初よりも力強く推移しているため、FRBはさらなる利下げに慎重になる可能性がある
と述べた。
 11月のユーロ圏HCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は48.3と、
前月の50.0から大幅に低下した。製造業に続いてサービス業も不況を示す水準とな
った。サービス部門PMI改定値は49.5と、1月以来初めて50を下回った。フラ
ンス国民議会(下院)は、バルニエ首相率いる内閣への不信任決議案を賛成多数で可決
した。経済協力開発機構(OECD)は経済予測で、保護主義の再燃で貿易の回復が妨
げられなければ、世界経済は今後2年間安定的に成長するとの見通しを示した。
 銀はきのうの海外市場では、予想以下の全米雇用報告や金堅調を受けて押し目を買わ
れた。
【NYプラチナはドル安が下支えも上げ一服】
 プラチナはきのうの海外市場では、予想以下の全米雇用報告や金堅調を受けて押し目
を買われたが、上げ一服となった。
 プラチナは欧州時間に売り圧力が強まった。11月のユーロ圏HCOB総合購買担当
者景気指数(PMI)改定値は48.3と、前月の50.0から大幅に低下した。経済
協力開発機構(OECD)は経済予測で、保護主義の再燃で貿易の回復が妨げられなけ
れば、世界経済は今後2年間安定的に成長するとの見通しを示した。予想以下の全米雇
用報告などが下支えになったが、貿易摩擦に対する懸念が残り、戻りは売られた。
<今日の予定>
・独製造業受注 2024年10月(経済技術省)
・ユーロ圏小売売上高 2024年10月(EUROSTAT)
・米貿易収支 2024年10月(商務省)
・米新規失業保険申請件数(労働省)
MINKABU PRESS 東海林勇行

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。