ゴム午前=総じて軟調、上海ゴムが日中取引で軟化

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて軟調。寄り付きでは、上海夜間高を背景に地合いを引き締
める限月が目立った。買い一巡後は、もみ合いになった。だが、中盤に入ると、日中取
引の上海ゴムがマイナスサイドに沈んだことを嫌気して、売りが先行している。

 午前11時34分現在のRSS3号は前営業日3.2円安〜2.3円高。活発限月の
5月限は同1.5円安の374.4円、期先25年11月限は出来ず、推定総出来高は
333枚(前日夜間取引含む)。

【5月限は380円突破に失敗か】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、寄り付きでは、上海夜間高を好感し、買いが先
行した。だが、日中取引の上海ゴムが軟化したことから、売りが優勢となってきた。活
発現月の5月限は、378.8円まで上昇後、373円台まで押し戻されている。現
状、380円突破に失敗した形となっている。
 5月限の前の活発限月だった4月限も、11月8日に379.9円まで上昇後、切り
返されている。活発限月にとって、380円は強い抵抗になっている。
 上海ゴムの中心限月5月限は、1万8955元で切り返されており、上海ゴムが反転
となれば、JPXゴムRSS3号も売り圧力が強まりそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、SS3号は出来ず。TSR20は買いが先行し、同1.5〜
3.3セント高で推移している。

 上海ゴムは総じて軟調。午前11時00分現在、指標限月の2025年5月限は、前
営業日比20元安の1万8735元で推移している。

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