貴金属は、総じて続伸して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高と円安を受けて 買い優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがドル建て現物相場の上昇 と円安を受けて堅調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は26.16ドル高 の2693.57ドル、銀が1セント安の3188セント、プラチナが3.00ドル高 の938.60ドル、パラジウムは4.19ドル安の973.95ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=151.90/92円で、前営業日の 大引け時点から0.69円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万3232円前後、銀は154.5円前後、プラチナ は4610円前後、パラジウムは4700円前後。 【NY金はシリア情勢に対する懸念や米単位労働コストの下方改定が支援】 金はきのうの海外市場では、シリア情勢に対する懸念や米単位労働コストの下方改定 を受けて買い優勢となった。 金はシリア情勢に対する懸念や米単位労働コストの下方改定が支援要因になった。イ スラエルのシリア空爆が続くなか、地上軍も侵攻した。武器が敵の手に渡らないように するための攻撃としている。シリアで、北西部の反体制派支配地域を率いてきたムハン マド・バシル氏が暫定政権の首相に任命された。任期は2025年3月1日まで。反体 制派を主導する「シャーム解放機構」(HTS)幹部と旧アサド政権首脳は、首都ダマ スカスで会談し、政権移譲への協力で合意している。 第3四半期の米非農業部門の労働生産性改定値は単位労働コストが年率0.8%上昇 と速報値の1.9%から大幅に下方改定された。来週の米連邦公開市場委員会(FOM C)の利下げ見通しに変わりはないが、米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて米 国債の利回りが上昇した。 銀はきのうの海外市場では、金堅調につれ高となった。 【NYプラチナはドル高が圧迫】 プラチナはきのうの海外市場では、ドル高を受けて売り優勢となった。 プラチナはドル高が圧迫要因になった。米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて 米国債の利回りが上昇し、ドル高に振れた。一方、11月の中国の貿易統計によると、 輸出は前年同月比6.7%増と前月の12.7%増から鈍化し、市場予想の8.5%増 も下回った。輸入は前年比3.9%減少し、過去9カ月で最も弱い結果となった。前月 は2.3%減、予想は0.3%増だった。次期米政権の関税引き上げで貿易摩擦が懸念 されることもプラチナの上値を抑える要因である。 <今日の予定> ・企業物価指数 2024年11月(日本銀行) ・米消費者物価指数 2024年11月(労働省) ・米財政収支 2024年11月(財務省) ・政策金利発表(カナダ銀行) MINKABU PRESS 東海林勇行
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