金・銀市況=金は大幅続伸、一時上げ幅を縮小も終盤に再上昇

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,130   +200    13,207  +162  : 2,695.391  +27.98
銀          154.0    0.0     157.0  +3.0  : 3,178.00   -11.00
プラチナ     4,580    +36     4,613   +39  :   938.50   + 2.90
パラジウム   4,700      0     4,700     0  :   未入電
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    151.71   +0.50  ユーロ・ドル相場   1.0525  -0.0038
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【市況】
 金が大幅続伸。ニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル
建て現物相場の堅調を受けて上値を伸ばし、先限は正午前に210円超の上昇で推移。
午後は現物相場の軟化から上げ幅を縮小も終盤に再上昇となり、162円高で引けた。
 銀は4月限が変わらず。午後になり、先限が3円高。その他は出来ず。
 前営業日比は、金標準、金ミニが162〜200円高、ゴールドスポットが176円
高、銀が変わらず〜3.0円高。
 推定出来高は、金が4万5924枚、金ミニが1万2232枚、ゴールドスポットが
5053枚、銀が2枚。
【先限は午後、1万3120円で買い支えられる、米CPI発表後に注意】
 金先限は夜間取引で1万3281円まで上昇。日中取引で1万3252円まで上げ幅
を縮小。午前10時過ぎから再上昇となり、1万3285円まで一段高となり、11月
26日以来の高値をつけた。午後になり、上げ幅を縮小し、1万3120円で買い支え
られ、堅調に推移した。
 長大陰線を引く下げとなった11月26日の中間値1万3205円超えとなり、買い
戻しの動きが増えたとみられ、出来高が増加。11日のアジア時間のニューヨーク金時
間外取引が大幅続伸で推移していることも買い戻しを誘った。
 今夜は11月の米消費者物価指数(CPI)の発表がある。予想以上のインフレ再燃
を示す数字となると、米金利引き下げ期待が後退し、金には逆風となる。CPIの発表
は日本時間の午後10時半以降の動きに注意が必要だ。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、下値堅く推移。きのうの海外市場では、シリア情勢に対す
る懸念や米単位労働コストの下方改定を受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝
方の2694.94ドルから、買い戻されて2703ドル台まで上昇。午後になり、ユ
ーロドルの下落で2676ドル台に急落。しかしあっさりと反騰となり、2696ドル
台まで戻した。
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