プラチナ午前＝プラチナが続伸、ＮＹ高と円安で

【場況】
　プラチナ系貴金属（ＰＧＭ）は、プラチナが続伸。ニューヨーク高と円安を受けて買
い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。パラジ
ウムの商いは成立しなかった。
　午前１１時３分現在の前営業日比は、プラチナが６〜４７円高、プラチナミニが
２０．５〜４９．５円高、プラチナスポットが２６８円高、パラジウムが出来ず。
　午前１１時３分現在の出来高は、プラチナが５４５７枚、プラチナミニが６３０枚、
プラチナスポットが１２７４枚、パラジウムが０枚。
【ＮＹプラチナは金堅調で押し目を買われる】
　プラチナは米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の利下げ見通しや金堅調が支援要因になっ
た。予想通りの米消費者物価指数（ＣＰＩ）を受けて来週の米連邦公開市場委員会（Ｆ
ＯＭＣ）の利下げ見通しに変わりはなかった。一方、中国の政策当局は、トランプ次期
米大統領による通商関税引き上げに備え、２０２５年は人民元安を容認することを検討
している。ドル高に振れ、プラチナの上値を抑える要因になった。
　プラチナ先限は４６７６円まで上昇した。ニューヨーク高と円安が支援要因になっ
た。円相場は１ドル＝１５２円台半ばで円安が一服した。

【ロコ・チューリッヒ（ドル建て現物相場）】
　プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の９３８．４６ドルから、金堅調を受け
て買い戻し主導で上昇した。
　午前１１時現在、プラチナは９４５．６３ドル、パラジウムが９９１．８１ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが９３８．５０ドル、パラジウムが９７１．４９
ドル。
MINKABU PRESS

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