ゴム午前=上海安を嫌気し売り先行、5月限は365円の攻防

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、売り先行。寄り付きでは、上海夜間が大幅安となったことを嫌気
して、水準を引き下げた。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが安値圏でももみ合いと
なったことから、売り物がちの展開が続いている。TSR20は、出来ず。

 午前11時39分現在のRSS3号は前営業日4.4〜1.2円安。活発限月の5月
限は同3.3円安の368.1円、期先25年11月限は出来ず、推定総出来高は36
4枚(前日夜間取引含む)。

【中国自動車生産は好調】
 11日に中国自動車工業会が発表した11月の中国自動車生産台数は、前年同月比1
1.1%増の343万7000台、販売台数は同11.7%増の331万6000台t
なった。また1〜11月の累計生産台数は前年同期比2.9%増の2790万3000
台となり、年間生産台数は3000万台を維持しそうだ。
 なお、中国政府は自動車の買い替えの補助金制度を導入している。特に新エネルギー
車(NEV)の買い替え補助金が多いことから、同国ではNEVの需要が高く、1〜1
1月の累計にNEV販売台数は自動車販売台数全体の40%を超えている。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、SS3号は出来ず。TSR20は売りが先行し、同5.9〜
4.6セント安で推移している。

 上海ゴムは堅調。午前11時00分現在、指標限月の2025年5月限は、前営業日
比290元安の1万8405元で推移している。

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