プラチナ市況=プラチナが続落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,094    -80    13,157  -114  : 2,653.24   -35.43
銀          147.7   -4.3     155.0   0.0  : 3,056.00   -37.00
プラチナ     4,518    -11     4,537   -66  :   921.59   -10.63
パラジウム   4,800      0     4,800     0  :   955.58   -14.75
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    153.74   +0.90  ユーロ・ドル相場   1.0512  +0.0051
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ニューヨーク安を受けて売り優勢
で始まったのち、円安一服が圧迫要因になったが、円安が再開すると、下げ一服となっ
た。午後に入ると、ドル建て現物相場の下落や円安一服を受けて軟調となった。パラジ
ウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが66〜11円安、プラチナスポットが24
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが8928枚、プラチナミニが1132枚、プラチナスポッ
トが2081枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは中国の小売売上高の減速も圧迫】
 プラチナ先限は4522円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因になった。円相
場は1ドル=153円台半ばから後半で推移した。
 予想以上の米生産者物価指数(PPI)を受けて来年の米連邦準備理事会(FRB)
の利下げが慎重になるとみられていることに加え、中国の小売売上高の減速が圧迫要因
になった。11月の中国の小売売上高は前年比3.0%増と前月の4.8%増から減速
した。中国の財政出動拡大や金融緩和方針は下支え要因だが、次期米政権の関税引き上
げなどで先行き不透明感が残っている。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の925.62ドルから、手じまい売り
などが出た。午後に入ると、918ドル台まで下落した。
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