金・銀午前=金が反発、円安が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金が反発。円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の押し目
を買われたことを受けて堅調となったが、円安一服に上値を抑えられた。銀は当限が上
昇した。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が18〜68円高、金ミニが24.0円
安〜63.5円高、ゴールドスポットが364円高、銀が2.1円高。
 午前11時2分現在の出来高は、金が9739枚、金ミニが3613枚、ゴールドス
ポットが1261枚、銀が1枚。
【NY金は米FOMC前の手じまい売りが圧迫】
 金は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた手じまい売りが圧迫要因になった。
来年の米連邦準備理事会(FRB)の利下げは慎重になるとみられている。また12月
の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は56.6と、22年3月以来の高水準
となった。サービス業PMIは58.5と、3年2カ月ぶりの高水準。前月は56.1
だった。製造業PMIは48.3と前月の49.7から低下した。
 金先限は夜間取引で1万3246円まで上昇した。ドル建て現物相場の上昇や円安が
支援要因になった。円相場は1ドル=154円台前半の円安に振れた。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米連邦公開市場委員会(F
OMC)を控えた手じまい売りが圧迫要因になった。アジア市場では、朝方の
2652.64ドルから、ドル安を受けて押し目を買われた。
 午前11時現在、金が2657.98ドル、銀は3057セントで推移。前営業日の
大引け時点は金が2653.24ドル、銀が3056セント。

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