トウモロコシは、良好な輸出環境、米農務省(USDA)の在庫見通し引き下げで一 時は450セントも上抜いていたが、他穀物相場の低迷に対する警戒感も強く、地合が 安定しない。他穀物相場と比較すると下値は堅く、改めて高値を更新する可能性も想定 しておく必要がある。ただし、小麦や大豆相場の上昇がなければ、トウモロコシ相場の みが急伸することは難しい。南米天候リスクの蒸し返しなどがなければ、保ち合い気味 の展開に留まろう。 大豆は、米国では収穫作業が終わり、潤沢な供給の確保が確定した。また、南米では 作付け期が概ね終了しているが、総じて安定した気象環境が維持されている。南米の天 候がクローズアップされているが、このまま豊作環境が続くと上値の重い展開が続く。 アルゼンチンでやや乾燥傾向を指摘する声が聞かれることには注意が必要。ブラジル通 貨レアル安で、米国の輸出環境悪化のリスクにも注意が必要。900セント台後半にレ ンジが切り下がっているが、950セントを完全に割り込むとチャート主導で一気に 900セントを試す可能性もある。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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