●短期見通し穀物、コーンは上方ブレイク=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシは、良好な輸出環境、米農務省(USDA)の在庫見通し引き下げで、
下値は堅い。特に大口輸出成約報告が続いている間は、大きく値を崩すことはない。
450セント突破で、上値抵抗は460セント、470セントと切り上がる。一方で、
小麦や大豆相場の価格水準は低迷しており、トウモロコシ相場のみが大きく上昇してい
くことには限界がある。他穀物相場も押し上げることができるかが、トウモロコシ相場
の上昇エネルギーを決定づける。
 大豆は、米国では収穫作業が終わり、潤沢な供給の確保が確定した。また、南米では
作付け期が終了しているが、総じて安定した気象環境が維持されている。南米の天候が
クローズアップされているが、このまま豊作環境が続くと上値の重い展開が続く。アル
ゼンチンで乾燥傾向がやや強くなっていることには要注意。900セント台後半にレン
ジが切り下がっているが、950セントを完全に割り込むと、チャート主導で一気に
900セントを試す可能性もある。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。