ゴム午前=総じてしっかり、上海ゴムは堅調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じてしっかり。寄り付きでは、上海夜間が上昇したことを受け
て、地合いを引き締める限月が目立った。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが寄り付
きで軟化したことから売りが先行する場面があり、一部限月がマイナスサイドに沈ん
だ。ただ、その後、上海ゴムは地合いを引き締めている。TSR20は、出来ず。

 午前11時46分現在のRSS3号は前営業日0.3円安〜1.8円高。活発限月の
6月限は同1.2円高の371.8円、期先25年12月限は出来ず、推定総出来高は
247枚(前日夜間取引含む)。

【タイオファーが80バーツ割れ】
 産地タイの天然ゴム価格は、軟調地合いが続いている。12月27日のタイ南部の天
然ゴム主要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前営業日比1.50バーツ安
の78.75バーツが提示されている。ソンクラのタイオファーが80バーツを割るの
は、先月21日の79.67バーツ以来、78バーツ台は先月7日の78.78バーツ
以来となる。
 産地では、年明けはウィンタリング(落葉期=減産期)が意識され、価格が上昇する
ことが多い。ただ、今年すでに天候不順を織り込んでいるだけに、新たな買い材料が出
てこないと、戻りは鈍そうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は総じて買い優勢で推移し、
同0.9セント安〜1.1セント高で推移している。
 上海ゴムは小じっかり。午前11時00分現在、指標限月の2025年5月限は、前
営業日比110元高の1万7710元で推移している。

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