NY金・銀市況=軒並み上昇、次期米政権の政策を懸念

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 2)  2641.0     2674.2      2636.1      2669.0     + 28.0
          (25/ 4)  2665.3     2698.4      2661.7      2693.5     + 27.5
   銀     (25/ 3)  2931.0     3004.0      2927.0      2990.0     + 65.8
         (25/ 5)  2962.5     3033.5      2962.5      3019.9     + 64.4
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           157,060       111,837       459,422        (+  8,452)
  銀           45,733        32,227       151,091        (+  2,578)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,392.27  - 151.95
     前日  157.30/32   1.0359/61   ・ナスダック         19,280.79  -  30.00
     本日  157.62/64   1.0261/63   ・10年米国債利回り      4.57  -   0.00
・NY原油  (25/ 2)   73.13 + 1.41  ・SPDR保有金残高    872.52      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金が続伸、銀は反発。前日比は金が22.6〜29.7ドル高、中心限
月の2月限が28.0ドル高、銀が59.5〜68.2セント高、中心限月の3月限は
65.8セント高。
 金2月限は続伸。時間外取引では、ラスベガスのトランプホテルでの車爆発などを受
けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、買い戻されて上値を伸ばした。日中取引で
は、次期米政権の関税引き上げなどが懸念されるなか、上値を伸ばした。
 銀3月限は金堅調につれ高となった。
 ニューヨーク金2月限は続伸。時間外取引では2636.1〜2659.9ドルのレ
ンジで推移、前日比15.4ドル高の2656.4ドルとなった。2月限は変わらずで
寄りついたのち、ラスベガスのトランプホテルでの車爆発などを受けて買い優勢となっ
た。欧州時間に入ると、買い戻されて上値を伸ばした。
 日中取引では、ドル高となったが、次期米政権の関税引き上げなどが懸念されるな
か、上値を伸ばした。時間外取引の高値を突破し、2674.2ドルまで上昇した。
 米西部ネバダ州ラスベガスのトランプ・ホテル・ラスベガスの外で1日朝、米電気自
動車(EV)大手テスラのサイバートラックが爆発して炎上した。トランプ次期米政権
の関税引き上げなど政策に対する懸念が残るなか、金に逃避買いが入った。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で2927.0〜2987.5セントのレンジ
で推移し、前日比59.3セント高の2983.5セントとなった。3月限は高寄りし
たのち、金堅調につれ高となった。欧州時間に入ると、買い戻されて上値を伸ばした。
 日中取引では、ドル高となったが、金堅調を受けて押し目を買われた。時間外取引の
高値を突破すると、テクニカル要因の買いが入って3004.0セントまで上昇した。
 12月31日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比8028オンス増の2190
万8776オンス、銀は27万7081オンス増の3億1889万5697オンス。

今日の材料
・12月の英国の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は47.0と、11カ月
ぶりの低水準を記録した。製造業者は増税と外需の低迷により雇用を削減したことが明
らかになった。
・12月のユーロ圏HCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は45.1と
なり、速報値の45.2を小幅下回った。11月は45.2。2022年半ば以降50
を下回っている。
・米新規失業保険申請件数は、前週比9000件減の21万1000件となった。市場
予想は22万2000件だった。8カ月ぶりの低水準となり、労働市場が依然として堅
調であることを示唆した。
・11月の米建設支出は年率換算で前月比横ばいとなった。市場予想は0.3%増。一
戸建て住宅建設の緩やかな増加が集合住宅の大幅な減少に相殺される形となった。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁は、E
CBの主要政策金利が秋までに2%に引き下げられるとの見通しを示した。
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