プラチナ午前=プラチナが続伸、NY高や円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、ニューヨーク高や円安を受けて買い優勢で始まっ
た。その後は、ドル建て現物相場の軟調に上値を抑えられた。パラジウムの商いは成立
しなかった。
 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが9〜19円高、プラチナミニが
6.0〜37.5円高、プラチナスポットが89円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが4967枚、プラチナミニが970枚、
プラチナスポットが644枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは予想以下の全米雇用報告や金堅調が支援】
 プラチナは予想以下の全米雇用報告や金堅調が支援要因になった。12月の全米雇用
報告によると、民間部門雇用者数は12万2000人増だった。伸びは11月の14万
6000人増から鈍化し、市場予想の14万人増を下回った。ただトランプ次期米大統
領の政策を巡る不透明感もあり、米国債の利回りが上昇したことに上値を抑えられた。
 プラチナ先限は夜間取引で11月21日以来の高値4847円を付けた。ニューヨー
ク高と円安が支援要因になった。円相場は1ドル=158円台前半で推移した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の958.07ドルから、金軟調につれ
安となった。
 午前11時現在、プラチナは954.91ドル、パラジウムが927.44ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが953.58ドル、パラジウムが929.03
ドル。
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