貴金属は、総じて上昇して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高を受けて買い優 勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受けて堅調と なろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は6.10ドル高の 2670.26ドル、銀が9セント安の3009セント、プラチナが5.74ドル高の 959.86ドル、パラジウムは3.62ドル高の927.70ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=158.08/10円で、前営業日の 大引け時点から0.06円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が1万3643円前後、銀は156.5円前後、プラチナ は4810円前後、パラジウムは4700円前後。 【NY金は英財政不安や米人員削減が支援】 金はきのうの海外市場では、英国の財政不安や米企業の人員削減を受けて買い優勢と なった。 金は英国の財政不安や米企業の人員削減が支援要因になった。英10年国債利回りが 2008年以来の高水準となるなか、財政不安が高まった。一方、再就職支援会社チャ レンジャー・グレイ・アンド・クリスマスによると、米企業が2024年に発表した採 用計画数は過去10年で最低となった。また昨年の人員削減数は76万1358件で、 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により労働市場が混乱した 2020年以降で最多となった。 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は、米連邦準備理事会(FRB)は利下 げを継続すると引き続き予想していると述べた。ただ、経済見通しを巡る不確実性が高 まるなか、直ちに利下げを実施する必要はないとの考えを示した。米ボストン地区連銀 のコリンズ総裁は、見通しを巡りかなりの不確実性が存在するため、米FRBは今後の 利下げを慎重に進める必要があるという見解を示した。 銀はきのうの海外市場では、米企業の人員削減や金堅調が支援要因になったが、ドル 高を受けて上げ一服となった。 【NYプラチナは英財政不安や金堅調が支援】 プラチナはきのうの海外市場では、英国の財政不安や金堅調を受けて買い優勢となっ た。 プラチナは英国の財政不安や金堅調が支援要因になった。トランプ次期米政権の政策 を巡る懸念で英国債利回りが上昇し、英財務省は圧力にさらされている。一方、米企業 の人員削減が圧迫要因になったが、売り一巡後は買い戻されて地合いを引き締めた。 <今日の予定> ・全世帯家計調査・消費支出 2024年11月(総務省) ・米雇用統計 2024年12月(労働省) ・米消費者信頼感指数 2025年1月速報値(ミシガン大) ・建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行
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