プラチナ午前=プラチナが下落、高値での買いが見送られる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが下落。まちまちで始まった。その後は、
ドル建て現物相場の上げ一服や円高を受けて売り優勢となった。パラジウムの商いは成
立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが15円安〜変わらず、プラチナミニ
が17.0円安〜1.0円高、プラチナスポットが56円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが4462枚、プラチナミニが781枚、
プラチナスポットが1068枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは英財政不安や金堅調が支援】
 プラチナは英国の財政不安や金堅調が支援要因になった。トランプ次期米政権の政策
を巡る懸念で英国債利回りが上昇し、英財務省は圧力にさらされている。一方、米企業
の人員削減が圧迫要因になったが、売り一巡後は買い戻されて地合いを引き締めた。
 プラチナ先限は夜間取引で4820円まで上昇したのち、上げ一服となった。欧州時
間に買われた。日中取引では4773円まで下落した。円相場は1ドル=158円台前
半で推移した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の959.88ドルから、手じまい
売りが出たが、ドル安が下支えになった。
 午前11時現在、プラチナは960.65ドル、パラジウムが935.44ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが954.12ドル、パラジウムが924.08
ドル。
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