プラチナ午前＝プラチナが下落、ＮＹ安と円高で

【場況】
　プラチナ系貴金属（ＰＧＭ）は、プラチナが下落。ニューヨーク安と円高を受けて売
り優勢で始まった。序盤の売り一巡後は、ドル建て現物相場の下げ一服や円高一服が下
支えになった。パラジウムの商いは成立しなかった。
　午前１１時３分現在の前営業日比は、プラチナが７２〜３５円安、プラチナミニが
７５．５〜３３．０円安、プラチナスポットが１円高、パラジウムが出来ず。
　午前１１時３分現在の出来高は、プラチナが５４３０枚、プラチナミニが１０７２
枚、プラチナスポットが１１７６枚、パラジウムが０枚。
【ＮＹプラチナは週明けの利食い売りが圧迫】
　プラチナは金堅調につれ高となったが、週明けは利食い売りなどが出て上げ一服とな
った。米雇用統計が予想外に堅調な内容となり、リスク回避の動きを受けて金が堅調と
なった。ただ米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の利下げ観測が後退するなか、米国債の利回
り上昇が続き、週明けは利食い売りが出た。
　プラチナ先限は４７２７円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要因になっ
た。円相場は１ドル＝１５７円台前半で円高が一服した。

【ロコ・チューリッヒ（ドル建て現物相場）】
　プラチナのドル建て現物相場は、下げ一服。朝方の９５１．５８ドルから、ドル安を
受けて下げ一服となった。
　午前１１時現在、プラチナは９５７．９０ドル、パラジウムが９４６．１０ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが９５９．１５ドル、パラジウムが９３７．７９
ドル。
MINKABU PRESS

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