NYプラチナ市況=プラチナが続落、パラジウムは反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 4)   970.3      974.9       947.4       949.4    - 25.7
         (25/ 7)   980.0     981.9       957.2       959.3    - 23.4
 パラジウム  (25/ 3)   951.00     960.00      939.00      947.30   +  5.90
         (25/ 6)   960.50     968.00      950.00      955.00   +  4.60
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          28,801         28,112        75,923       (-  1,967)
 パラジウム          3,594          4,947        20,574       (-    267)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,518.28  + 221.16
     前日  157.65/67   1.0216/18   ・ナスダック         19,044.39  -  43.71
     本日  157.97/99   1.0301/03   ・10年米国債利回り      4.78  -   0.01
・NY原油  (25/ 2)   77.50 - 1.32  ・SPDR保有金残高    874.53  -   2.29
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続落、パラジウムは反発。前日比はプラチ
ナが25.9〜19.7ドル安、中心限月の4月限が25.7ドル安、パラジウムが
4.50〜5.90ドル高、中心限月の3月限は5.90ドル高。
 プラチナ4月限は続落。時間外取引では、ドル安が下支えになった。欧州時間に入る
と、ユーロ安を受けて売り優勢となった。日中取引では、米生産者物価指数(PPI)
の伸び鈍化も手じまい売りなどが出て軟調となった。
 パラジウム3月限はドル安や他の貴金属の堅調を受けて押し目を買われた。
 プラチナ4月限は時間外取引を961.8〜974.9ドルのレンジで推移し、前日
比13.0ドル安の962.1ドルとなった。4月限は安寄りしたのち、ドル安が下支
えになった。欧州時間に入ると、ユーロ安を受けて売り優勢となった。
 日中取引では、米生産者物価指数(PPI)の伸び鈍化も手じまい売りなどが出て軟
調となった。テクニカル要因の売りが出て947.4ドルまで下落した。
 12月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.2%上昇と市場予想の0.3%上昇
を下回った。前月は0.4%上昇。モノの価格の上昇がサービス価格の横ばい推移に部
分的に相殺されたことで、予想よりも緩やかな上昇率にとどまった。前年比では3.3
%上昇し、前月の3.0%から伸びが加速し、上昇率は2023年2月以来最大となっ
た。
 パラジウム3月限は、時間外取引を945.50〜959.00ドルのレンジで推移
し、前日比10.10ドル高の951.50ドルとなった。3月限は高寄りしたのち、
ドル安を受けて堅調となった。欧州時間に入ると、ユーロ安を受けて上げ一服となっ
た。
 日中取引では960.00ドルまで上昇したのち、手じまい売りが出て939.00
ドルまで下落した。その後は、ドル安や他の貴金属の堅調を受けて押し目を買われた。
 13日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの26万8112
オンス、パラジウムは同変わらずの3万8531オンス。
今日の材料
・中国の習近平国家主席は、欧州連合(EU)のコスタ欧州理事会議長(大統領)と電
話会談し、EUが「協力のための信頼できるパートナー」になることを望んでいると述
べた。
・北大西洋条約機構(NATO)加盟国は、北欧バルト海での海底ケーブルなどの破損
を受け、巡視艦や哨戒機、水上ドローン(無人艇)などを配備し重要インフラの保護を
強化すると発表した。
・米上院で、トランプ次期大統領の閣僚人事の指名承認手続きが始まり、国防長官に指
名されたピート・ヘグゼス氏が公聴会に臨んだ。
・12月の米卸売物価指数(PPI)は前年比3.3%上昇した。伸びは前月の3.0
%から加速し、上昇率は2023年2月以来最大となった。前年のエネルギー製品の価
格低下が計算から除外されたことが背景にある。前月比は0.2%上昇。市場予想は
0.3%上昇
・米カンザスシティー地区連銀のシュミッド総裁はトランプ次期政権の政策が米経済に
与える影響について、連邦準備理事会(FRB)内で「活発な議論」が行われており、
インフレもしくは雇用に関する目標のいずれかが軌道から外れれば対応すると言明し
た。
・英国のリーブス財務相は、国債利回りの急上昇を巡る経済運営への批判が高まる中、
引き続き財政規則を堅持するとの考えを改めて示した。
・ブリンケン米国務長官は、パレスチナ自治区ガザでの紛争後の管理計画を発表し、停
戦合意が成立すれば退任するバイデン政権はロードマップをトランプ次期大統領のチー
ムに引き継ぐと述べた。
・12月の米財政収支は870億ドルの赤字だった。給付金の支払い時期のずれによ
り、2023年12月の1290億ドルの赤字から大幅に縮小した。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。