NY金・銀市況=下落、労働市場の堅調で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 2)  2765.9     2767.1      2741.0      2765.0     -  5.9
          (25/ 4)  2792.7     2793.7      2768.1      2791.9     -  5.5
   銀     (25/ 3)  3138.5     3139.5      3046.5      3084.2     - 57.8
         (25/ 5)  3168.5     3168.5      3079.0      3116.0     - 56.8
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           251,017       198,502       581,989        (+ 10,602)
  銀           70,168        45,286       160,809        (+    910)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,565.07  + 408.34
     前日  156.54/56   1.0411/13   ・ナスダック         20,053.68  +  44.34
     本日  155.96/98   1.0417/19   ・10年米国債利回り      4.64  +   0.04
・NY原油  (25/ 3)   74.62 - 0.82  ・SPDR保有金残高    869.36  -   2.30
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は反落、銀は続落。前日比は金が5.9〜4.5ドル安、中心限月の
2月限が5.9ドル安、銀が59.5〜56.6セント安、中心限月の3月限は
57.8セント安。
 金2月限は反落。時間外取引では、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入
ると、利食い売りなどが出たが、押し目買いも入り、方向性を模索した。日中取引で
は、米新規失業保険申請件数で労働市場の堅調が示されたが、売り一巡後は押し目を買
われた。
 銀3月限は欧州時間から売り圧力が高まったが、日中取引では金の下げ一服が下支え
になった。
 ニューヨーク金2月限は反落。時間外取引では2747.2〜2767.1ドルのレ
ンジで推移、前日比19.0ドル安の2751.9ドルとなった。2月限は安寄りした
のち、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、利食い売りなどが出た
が、押し目買いも入り、方向性を模索した。
 日中取引では、米新規失業保険申請件数で労働市場の堅調が示され、2741.0ド
ルまで下落した。売り一巡後は押し目を買われ、2767.1ドルまで戻した。
 米新規失業保険申請件数は前週比6000件増の22万3000件だった。市場予想
は22万件だった。増加幅はわずかにとどまり、雇用増が1月も堅調に続いていること
が示された。ただ米政権の政策に対する不透明感から押し目は買われた。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で3072.0〜3139.5セントのレンジ
で推移し、前日比58.0セント安の3084.0セントとなった。3月限は安寄りし
たのち、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、戻りを売られて軟調と
なった。
 日中取引では、テクニカル要因の売りが出て3046.5セントまで下落した。売り
一巡後は金に押し目買いが入ったことが下支えとなり、3087.5セントまで戻し
た。
 1月22日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比112万1279オンス増の
2699万9101オンス、銀は224万5905オンス増の3億4191万5196
オンス。

今日の材料
・ノルウェー中央銀行は市場予想通り政策金利を17年ぶりの高水準である4.50%
に据え置いた上で、3月に利下げを開始する方針を維持した。
・1月のユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)はマイナス14.2と、前月のマイナス
14.5から0.3ポイント改善した。市場予想はマイナス14.2だった。
・米新規失業保険申請件数は前週比6000件増の22万3000件だった。市場予想
は22万件だった。増加幅はわずかにとどまり、雇用増が1月も堅調に続いていること
が示された。
・ 欧州連合(EU)の執行委員会である欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長
(通商政策担当)は、トランプ米大統領が警告する対EU関税を回避するため、米国か
らのエネルギーや武器の購入を巡り協議する用意があると述べた。
・米上院委員会は、トランプ大統領が新政権の内務長官と新設の国家エネルギー委員会
のトップに指名したノースダコタ州のバーガム知事の人事を賛成18・反対2で承認し
た。
・トランプ米大統領は、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)でリ
モート演説し、米国で石油生産の拡大を図りつつ、インフレや不法移民対策に取り組む
と表明した。
・トランプ米大統領は、急速に発展する人工知能(AI)を巡り、中国との激しい競争
を踏まえ、AI企業が「ほぼ即時」に関連施設の建設を開始できるよう、非常事態宣言
を発令すると述べた。
・トランプ米大統領は、スイス・ダボスで開催中の世界経済フォーラムの年次総会(ダ
ボス会議)にオンラインで参加し、サウジアラビアと石油輸出国機構(OPEC)に原
油価格の引き下げを求める考えを示した。
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