前週は2800ドル台に乗せ、過去最高値を更新する展開になった。トランプ米政権 のリスクに対するヘッジニーズが強く、安全資産としての買いが優勢だった。特に通商 リスク、それに伴うインフレリスクに対する関心が高く、上値追いの展開が維持され た。関税による物価上昇リスクを受けて、特にCOMEX金相場は期先を中心にリスク プレミアムを加算する動きが優勢だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)は特に材 料視されなかった。 今週も底固い展開が続きやすい。トランプ政権が関税政策を本格的に展開し始めた可 能性が高まっている。今後の展開が読みづらく、安全資産に対する投資ニーズは高止ま りしやすい。特に認証在庫の急増中は投機的な買い圧力も強まりやすく、改めて過去最 高値を更新する可能性もある。インフレリスクが米金利上昇・ドル高を促すと調整売り が誘われる可能性もあるが、急激な金利上昇がみられないのであれば、押し目買い優勢 の地合が維持されよう。雇用統計などの月初の米指標にも注意が必要だが、安全資産の 買いの有無が重視される地合が続く見通し。 予想レンジは2780〜2900ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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