貴金属は、総じて続伸して寄り付く見通し。金はドル建て現物相場の上昇や円安を受 けて買い優勢となろう。銀はニューヨーク安を受けて売り優勢となろう。プラチナ系貴 金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高と円安を受けて堅調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は4.69ドル高の 2799.09ドル、銀が17セント安の3129セント、プラチナが6.81ドル高 の978.68ドル、パラジウムは24.92ドル高の1010.34ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=155.02/04円で、前営業日の 大引け時点から0.34円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万4000円前後、銀は153.5円前後、プラチナ は4830円前後、パラジウムは4800円前後。 【NY金は一代高値更新も米国債の利回り上昇で上げ一服】 金は前週末の海外市場では、米政権の関税発動に対する懸念を受けて史上最高値を更 新したのち、米国債の利回り上昇を受けて上げ一服となった。 金は米政権の関税発動に対する懸念が支援要因になった。トランプ米大統領は、カナ ダとメキシコからの輸入品に25%、中国からの輸入品に10%の追加関税をそれぞれ 賦課する大統領令に署名した。カナダのトルドー首相は米国の製品に25%の関税を賦 課する方針を発表した。メキシコのシェインバウム大統領も経済相に対米報復関税を含 む対応計画の開始を指示した。貿易摩擦に対する懸念から、金に逃避買いが入ると、支 援要因になるとみられる。 12月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前年比2.6%上昇し、伸びは前月の 2.4%から加速し、事前予想と一致した。個人消費支出は前月比0.7%増。前月分 は当初発表の0.4%増から0.6%増に上方改定された。米連邦準備理事会(FR B)は利下げ再開を急がないとみられている。週明けはドル高に振れており、金の利食 い売りも警戒される。 銀は前週末の海外市場では、ニューヨーク市場の序盤の買い一巡後は米国債の利回り 上昇や金反落を受けて売り優勢となった。 【NYプラチナは買い戻し主導で上昇】 プラチナは前週末の海外市場では、買い戻し主導で上昇した。 プラチナは買い戻し主導で上昇した。ただ米個人消費支出(PCE)価格指数の伸び 加速を受けて米国債の利回りが上昇したことに加え、トランプ米大統領が関税賦課の大 統領令に署名したことが上値を抑える要因である。貿易摩擦に対する懸念が高まると、 戻りを売られる可能性がある。 <今日の予定> ●中国(春節) ・ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2025年1月確報(Markit) ・ユーロ圏消費者物価指数 2025年1月速報(EUROSTAT) ・米製造業景況指数 2025年1月(ISM) MINKABU PRESS 東海林勇行
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