上値の重さが再確認され、改めて需給緩和見通しの織り込みが優勢になっている。通 商環境の不安定化に対する警戒感が強まる一方、季節要因から米原油在庫が減少から増 加に転じていることもネガティブ。米原油在庫は3週連続で増加している。需給緩和評 価で70ドル割れが意識される。イランやロシア産の供給不安が材料視されると瞬間的 に上昇するリスクを抱えるが、断続的に値位置を切り上げていくことは難しい。80ド ル水準を天井圏に65〜75ドル水準にコアレンジを切り下げる局面になろう。70ド ルを割り込むと、売り圧力は鈍化する見通し。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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