東京株式(前引け)=大幅続落、円高警戒でリスクオフ加速

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 20日前引けの日経平均株価は前営業日比584円90銭安の3万8579円71銭と大幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は9億1946万株、売買代金概算は2兆2277億円。値上がり銘柄数は223、対して値下がり銘柄数は1378、変わらずは38銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は朝方からリスク回避の売りに晒される格好となり、日経平均はフシ目の3万9000円台を大きく割り込み、3万8000円台半ばまで一気に水準を切り下げる展開となった。ここ最近、国内10年債利回りが上昇傾向を強めていることに加え、足もと外国為替市場で1ドル=150円台半ばまで急速に円高方向に振れていることが警戒視された。値下がり銘柄数はプライム市場全体の84%を占めるなど個別株も広範囲に売り圧力の強い地合いとなっている。

 個別ではディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が軟調、フジクラ<5803>も売られた。IHI<7013>、川崎重工業<7012>なども安い。トヨタ自動車<7203>も下値を探った。栗田工業<6370>が急落、M&A総研ホールディングス<9552>なども大幅安となった。半面、資生堂<4911>が商いを膨らませ上昇、ルネサスエレクトロニクス<6723>も上値を追った。ミガロホールディングス<5535>が値を飛ばし、ライフドリンク カンパニー<2585>が大幅高。TOTO<5332>も値を上げた。

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