日経平均株価 始値 38359.67 高値 38485.95(11:21) 安値 38131.79(09:20) 大引け 38237.79(前日比 -539.15 、 -1.39% ) 売買高 19億6656万株 (東証プライム概算) 売買代金 4兆8611億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は大幅反落、一時600円超下落 2.米国株が波乱展開でリスクオフの流れが波及 3.エヌビディア決算前に半導体株の下げ目立つ 4.バフェット効果で総合商社株が買われる展開 5.全体指数急落でも値下がり銘柄は5割強止まり ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは前週末比33ドル高と3日ぶりに小反発した。前週末に急落した反動で自律反発を見込んだ買いが向かった。 3連休明けの東京市場では大幅反落、日経平均株価は一時600円を超える下げで3万8000円台近辺まで値を下げる場面があった。 25日の東京市場は、リスク回避目的の売りが一気に噴出する格好となった。米国株市場では前週末に続き、今週明けも波乱含みの展開でナスダック指数の下げの大きさが際立っている。特に半導体セクターへの売りが目立っており、東京市場でもその影響が直撃する格好となった。明日26日に米半導体大手エヌビディアの決算発表を控え、この結果待ちで足もと積極的な買いが入りにくい状況となっている。一方で、バフェット氏が積極的投資スタンスを改めて標榜した総合商社株が買われ、全体指数を下支えした。日経平均の下げは大きかったもののTOPIXは底堅く推移し、業種別では33業種中12業種が上昇するなど内需系銘柄を中心に頑強な値動きをするセクターも少なくなかった。個別株ベースでは、プライム市場の値下がり銘柄数は全体の5割強を占めるにとどまっている。 個別では、売買代金で断トツとなったディスコ<6146>が急落したほか、アドバンテスト<6857>も大幅安。このほか東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置大手の下げが目立つ。フジクラ<5803>も大口の売りに大きく下値を探った。ソフトバンクグループ<9984>が安く、三菱重工業<7011>も軟調。リクルートホールディングス<6098>、ファーストリテイリング<9983>なども下落した。低位株ではブイキューブ<3681>が急落、日本マイクロニクス<6871>も大幅に水準を切り下げた。日産自動車<7201>も売られた。 半面、三菱商事<8058>、丸紅<8002>、伊藤忠商事<8001>など総合商社株が軒並み逆行高と気を吐き、キオクシアホールディングス<285A>は値上がり率トップに買われた。商船三井<9104>など海運株が上昇、中外製薬<4519>も値を上げた。SGホールディングス<9143>も買いを集めた。リコー<7752>、電通グループ<4324>なども水準を切り上げている。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は三菱商 <8058>、中外薬 <4519>、KDDI <9433>、伊藤忠 <8001>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約79円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、ファストリ <9983>、東エレク <8035>、SBG <9984>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約549円。 東証33業種のうち上昇は12業種。上昇率の上位5業種は(1)卸売業、(2)医薬品、(3)海運業、(4)陸運業、(5)電気・ガス業。一方、下落率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)石油石炭製品、(3)電気機器、(4)サービス業、(5)機械。 ■個別材料株 △神戸物産 <3038> [東証P] 1月度単体は増収・営業増益確保で見直し買い。 △リケンテクノ <4220> [東証P] 25年3月期純利益予想修正と自社株取得枠設定を発表。 △ポーターズ <5126> [東証G] 光通信が大量保有。 △エレメンツ <5246> [東証G] ポラリファイのみずほ向けサービス開始を材料視。 △カバー <5253> [東証G] トレカゲーム「hololive」英語版を年内リリースへ。 △日金属 <5491> [東証S] 特別利益の計上で今期は最終黒字確保の見通し。 △サクサ <6675> [東証S] 25年3月期は一転最終増益の見通しで配当予想を増額修正。 △Kラーニング <7353> [東証G] ビジョナル <4194> が5%超の株主に浮上。 △三菱商 <8058> [東証P] “バフェット効果”で地合い悪に逆行し異彩放つ。 △Jパワー <9513> [東証P] 大和証券がレーティング「2」へ引き上げ。 ▼高圧ガス <4097> [東証P] 株式売り出し決議で短期的な需給悪化を警戒。 ▼日産自 <7201> [東証P] テスラ元社外取締役の水野氏が支援プラン報道を否定。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)キオクシア <285A>、(2)三菱商 <8058>、(3)ミダックHD <6564>、(4)SGHD <9143>、(5)丸紅 <8002>、(6)伊藤忠 <8001>、(7)住友商 <8053>、(8)ゼリア新薬 <4559>、(9)ネクセラ <4565>、(10)リコー <7752>。 値下がり率上位10傑は(1)ブイキューブ <3681>、(2)日本マイクロ <6871>、(3)高圧ガス <4097>、(4)Lドリンク <2585>、(5)ローツェ <6323>、(6)GMOインタ <4784>、(7)ミスミG <9962>、(8)日立 <6501>、(9)セレス <3696>、(10)日産自 <7201>。 【大引け】 日経平均は前日比539.15円(1.39%)安の3万8237.79円。TOPIXは前日比11.83(0.43%)安の2724.70。出来高は概算で19億6656万株。東証プライムの値上がり銘柄数は725、値下がり銘柄数は845となった。東証グロース250指数は673.56ポイント(6.66ポイント安)。 [2025年2月25日] 株探ニュース
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