［今日の視点］石油＝続落へ、海外原油の下値探りが続く

　国内市場は続落へ。２０２５年７月限で２００〜６００円安程度を想定する。米国と
ロシアのウクライナ停戦見通しを背景に、ロシア産原油の供給正常化が想定されてい
る。円相場が１ドル＝１４９円前半で円高・ドル安推移していることも重し。
　海外原油の下値探りが続いているものの、米エネルギー情報局（ＥＩＡ）が発表した
週報で製油所稼働率は８６．５％まで上昇し、季節的な原油需要の拡大がみられる。北
半球の冬場が終わりつつあるなかで、米国ではガソリン需要の回復とともに、原油消費
量がさらに拡大する可能性が高い。戦略石油備蓄（ＳＰＲ）を除く原油と石油製品の在
庫の合計は１２億０９８３万３０００バレルまで減少し、２０２２年１２月以来の低水
準で推移しており、さらなるタイト化は相場を支えるだろう。
＜今日の予定＞
◆ 日本 ◆
【経済】09:30 貿易収支 2025年1月確報（財務省）
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査（資源エネルギー庁）
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 貿易収支 2025年1月（トルコ統計機構）
◆ フランス ◆
【経済】16:45 生産者・輸入物価指数 2025年2月（INSEE）
◆ スイス ◆
【経済】17:00 国内総生産 2024年10-12月期（経済省）
◆ 南アフリカ ◆
【経済】18:30 生産者物価指数 2025年1月（南アフリカ統計局）
◆ アメリカ ◆
【経済】22:30 国内総生産 2024年10-12月期改定値（商務省）
【経済】22:30 耐久財受注 2025年1月速報値（商務省）
【経済】22:30 新規失業保険申請件数（労働省）
【経済】2/28 00:00 中古住宅販売仮契約指数 2025年1月（全米不動産協会）
【農産】22:30 週間穀物輸出成約高（USDA）
◆ カナダ ◆
【経済】22:30 国際収支 2024年10-12月期（カナダ統計局）
MINKABU PRESS

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