［今日の視点］石油＝反発へ、ＮＹ原油は７０ドルの大台に復帰

　国内市場は反発へ。２０２５年７月限で１１００〜１４００円高程度を想定する。ト
ランプ米大統領がベネズエラから原油を輸入する許可を取り消したほか、石油輸出国機
構（ＯＰＥＣ）プラスが４月から増産を開始するのか不透明であることが海外原油を押
し上げた。ニューヨーク原油は１バレル＝７０ドルの節目を回復している。円相場が
１ドル＝１４９円後半で円安・ドル高推移していることも支援要因。
　原油相場であまり話題とはなっていないが、来週３月５日から全国人民代表大会（全
人代）が開幕する。中国の景気対策が焦点で、特に消費刺激策に注目が集まっている。
昨年の原油相場では中国の景気減速懸念が重しとなる場面が多々あったが、この懸念を
払拭することができるのだろうか。米国と中国の関税戦争リスクもあって、足元で全人
代に向けた期待感が相場を刺激している印象はないものの、思惑含みとなるならば来週
にかけての相場を支えそうだ。中国は世界最大の原油輸入国である。
＜今日の予定＞
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 2月16日-2月22日（財務省）
【経済】08:50 鉱工業生産指数 2025年1月速報（経済産業省）
【経済】08:50 小売業販売額 2025年1月速報（経済産業省）
【経済】13:00 自動車生産・輸出実績 2024年12月（JAMA）
【工業】09:30 ゴム指定倉庫在庫（大阪取引所）
【朔望】09:46 新月 新月
【納会】--:-- ゴムTSR20 2025年3月限（大阪取引所）
【決済】--:-- プラッツドバイ原油 2025年2月限（東京商品）
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 国内総生産 2024年10-12月期（トルコ統計機構）
【経済】16:00 雇用統計 2025年1月（トルコ統計機構）
◆ ドイツ ◆
【経済】17:55 雇用統計 2025年2月（連邦雇用庁）
【経済】22:00 消費者物価指数 2025年2月速報（連邦統計庁）
◆ フランス ◆
【経済】16:45 国内総生産 2024年10-12月期確報値（INSEE）
【経済】16:45 消費者物価指数 2025年2月速報（INSEE）
◆ イギリス ◆
【納会】--:-- ブレント原油 2025年4月限（ICE EUROPE）
◆ スイス ◆
【経済】16:30 小売売上高 2025年1月（連邦統計局）
【経済】17:00 景気先行指数 2025年2月（KOF経済研究所）
◆ 南アフリカ ◆
【経済】21:00 貿易収支 2025年1月（財務省歳入局）
◆ アメリカ ◆
【経済】22:30 個人所得・支出 2025年1月（商務省）
【経済】23:45 シカゴ購買部協会景気指数 2025年2月（シカゴ購買部協会）
【商品】3/1 05:30 建玉明細報告（CFTC）
【納会】--:-- 改質ガソリン 2025年3月限（NYMEX）
【納会】--:-- ヒーティングオイル 2025年3月限（NYMEX）
【納会】--:-- 粗糖 No.11 2025年3月限（ICEUS）
◆ カナダ ◆
【経済】22:30 国内総生産 2024年10-12月期（カナダ統計局）
【経済】22:30 産業別国内総生産 2024年12月（カナダ統計局）
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