プラチナ午前＝プラチナは総じて続伸、ＮＹ高を引き継ぐ

【場況】
　プラチナ系貴金属（ＰＧＭ）は、プラチナが総じて続伸。ニューヨーク高を受けて買
い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服や円高を受けてマイナスサ
イドに転じる限月が目立ったが、押し目は買われた。パラジウムの商いは成立しなかっ
た。
　午前１１時３分現在の前営業日比は、プラチナが１２円安〜１８円高、プラチナミニ
が２６．０円安〜４８．０円高、プラチナスポットが１４７円高、パラジウムが出来
ず。
　午前１１時３分現在の出来高は、プラチナが５５１２枚、プラチナミニが５６２枚、
プラチナスポットが５０９枚、パラジウムが０枚。
【ＮＹプラチナはドル安や金堅調が支援】
　プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。欧州のウクライナ支援表明を受けて
リスク回避の動きが一服した。また米ＩＳＭ製造業景況指数の低下を受けてドル安に振
れた。ただトランプ米大統領が、カナダとメキシコに対する２５％の関税を４日に発動
すると言明したことは上値を抑える要因である。
　プラチナ先限は日中取引で４５３０円で上げ一服となった。ドル建て現物相場の上げ
一服や円高に上値を抑えられた。円相場は１ドル＝１４８円台後半の円高に振れた。

【ロコ・チューリッヒ（ドル建て現物相場）】
　プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の９５７．５２ドルから、金軟調につれ
安となった。
　午前１１時現在、プラチナは９５２．２０ドル、パラジウムが９３３．７９ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが９４８．０９ドル、パラジウムが９２８．６１
ドル。
MINKABU PRESS

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