穀物相場は値崩れを起こしている。3月4日にトランプ米政権はカナダ、メキシコ、 中国に対して新たな関税措置を予定している。通商環境悪化で特にメキシコとカナダが 米国産農産物に対する報復に踏み切ると、輸出需要環境が一変する可能性がある。トラ ンプ大統領は農家に対して、国内販売強化で対応するように促しているが、現実問題と して輸出市場に生じたダメージを相殺することは難しい。2月の場合は、中国に対する 関税が発動したものの、中国政府は米国産エネルギーに報復対象を絞ったことで、穀物 相場への影響は限定された。今回の新たな関税策に対して、特に米国産穀物の主要輸入 国であるメキシコと中国がどのような対応を見せるかが、これから週末に向けてさらに 通商リスクを織り込む必要があるか否かを決めることになる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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