ゴム市況=総じて続落、ただし上海ゴムの上昇から下げ幅は縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                  RSS3                        TSR20
    2025/03      2025/08       2026/02        2025/04        2026/03
 352.0  - 0.9   353.4  - 0.6   362.0   0.0     302.0  0.0   303.0   0.0
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    上海ゴム  5月限   17,530   + 145元 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて続落。寄り付きでは、上海夜間安を受けて、売りが先行し
た。活発限月の8月限は、一代の安値を更新した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴム
が地合いを引き締め、終盤も上海ゴムが一段高となったことから、一部限月はプラスサ
イドはプラスサイドに振れて取引を終えた。TSR20は、出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比2.4円安〜0.3円高。活発限月の8月限は同
0.6円安の353.4円、期先26年2月限は同変わらずの362.0円、総出来高
は888枚、TSR20は全限が同変わらず。

【8月限は一代の安値を更新】
 今日のJPXゴムRSS3号は、序盤は上海夜間安を背景に売りが先行した。活発限
月の8月限は、347.1円まで下落し、一代の安値を更新した。その後は、日中取引
の上海ゴムが地合いを引き締めたことなどから、350円台を回復し、353.4円で
引けた。
 米中が関税報復合戦になっていることに加え、ドル・円も日本の金利上昇を受けて、
円高方向に推移している。今日の取引では、350円台を回復して引けたが、今後、同
水準を割り込む時間が増える可能性がありそうだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSR20は、午前中は売りがやや
先行する展開となった。だが、午後に入ると、期近を中心に地合いを引き締め、一部限
月はプラスサイドに振れ、0.8セント安〜0.5セント高で推移している。

 上海ゴムは、堅調。中心限月の5月限は、夜間取引では売りが先行し、前営業日比
135元安の1万7250元で夜間取引を終えた。だが日中取引に入ると、序盤にプラ
スサイドに浮上すると、終盤には1万7520元まで水準を引き上げる場面があった。

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