ゴム市況＝総じて続落、株安や日中取引の上海ゴムの軟化を嫌気

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ＪＰＸゴムの相場表（帳入値と前営業日比）
               　  ＲＳＳ３　　　   　           　     ＴＳＲ２０
    2025/03　　    2025/08　      2026/02       　2025/04        2026/03
　351.6  - 0.4   349.7  - 3.7   362.0   0.0     298.0　- 4.0   298.0  - 5.0
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 　　　上海ゴム　　5月限  　17,395　  -　　5元　（午後3時40分時点）
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【市況】
 ゴムＲＳＳ３号は、総じて続落。寄り付きでは、上海夜間高を背景に買いが優勢とな
ったが、その後、株安などを嫌気して戻り売りを浴び、上げ幅を縮小した。中盤以降
は、日中取引の上海ゴムが売り先行となったことから、売り圧力が強まり、マイナスサ
イドに沈む限月が目立った。ＴＳＲ２０は、出来ず。

　大引けのＲＳＳ３号は、前営業日比３．７円安〜２．０円高。活発限月の８月限は同
３．７円安の３４９．７円、期先２６年２月限は同変わらずの３６２．０円、総出来高
は４７３枚、ＴＳＲ２０は同５．０〜４．０円安。

【産地価格は小じっかり】
　産地タイの天然ゴム価格は、小じっかりと推移している。３月７日のタイ南部の天然
ゴム主要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前営業日比０．３１バーツ高の
８２．１６バーツが提示されている。米トランプ政権が中国への追加関税賦課を実施し
た４日は、これを嫌気して７９．２１バーツが提示されたが、すぐにオファー価格は戻
している。
　産地はウィンタリング（落葉期＝減産期）に入っており、オファー価格は下げにくい
環境にある。また、トランプ関税は二転三転することから、ゴム価格はトレンドを伴っ
た動きにはいまのところなっていないようだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
　シンガポールゴム市場は、ＲＳＳ３号が出来ず。ＴＳＲ２０は、午前中から売りが優
勢となり、午後には下げ幅を拡大し、３．５〜２．１セント安で推移している。

　上海ゴムは、まちまち。中心限月の５月限は、夜間取引では買いが先行し、前営業日
比１６５元高の１万７５６５元で夜間取引を終えた。だが日中取引に入ると、売りが先
行し、終盤なマイナスサイドに沈む場面もあった。

MINKABU PRESSS

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