●論点解説原油、需給緩和の売り圧力が続く=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 原油相場は上値の重さを維持している。7日にロシアのノバク副首相が石油輸出国機
構(OPEC)プラスの政策調整の可能性に言及していたが、週末を挟んで新たな動き
などは報告されていない。需要不安に対して、供給サイドの対応がみられないのであれ
ば、需給緩和リスクは高まり続けることになる。さすがに米シェールオイルなどの生産
活動に影響が及び始める価格水準とあって急落リスクは後退するが、株価急落傾向もあ
って65ドル割れのリスクは維持される見通し。米石油業界の会合セラウイークが始ま
っているが、特に原油価格を押し上げるような報告は行われていない。ライト米エネル
ギー長官が、カナダ産エネルギーに対する関税について、4月から停止される可能性を
指摘していることは逆にネガティブ。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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