［本日の見通し］石油＝上昇、ＡＰＩ統計はガソリン需要の増加を示唆

　日中取引開始後、原油の２０２５年８月限は上昇。ただ、夜間取引の値幅内にとどま
っている。
　米石油協会（ＡＰＩ）が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比４２４万
７０００バレル増となった。原油在庫の増加は、季節的な製油所稼働率の上昇がまだ見
られないことを示唆する。ガソリン在庫が前週比４５６万バレル減となったことからは
季節的なガソリン需要の拡大が連想されるほか、製油所稼働率が低水準にとどまってい
るという見方を後押しする。米エネルギー情報局（ＥＩＡ）の週報では、タイトな需給
が継続していることが示されそうだ。
　時間外取引でニューヨーク原油４月限は前日比０．３７ドル高の６６．６２ドルで推
移。本日これまでのレンジは６６．５２〜６６．７６ドル。
　原油８月限の予想レンジは６万１５００円から６万２５００円、ガソリン先限は８万
５５００円から８万６５００円、灯油先限は８万７５００円から８万８５００円。
MINKABU PRESS

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