プラチナ午前＝プラチナは反発、ＮＹ高と円安で

【場況】
　プラチナ系貴金属（ＰＧＭ）は、プラチナが反発。ニューヨーク高と円安を受けて買
い優勢で始まった。序盤の買い一巡後は上げ一服となったが、円安再開やドル建て現物
相場の堅調を受けて上値を伸ばした。パラジウムの商いは成立しなかった。
　午前１１時２分現在の前営業日比は、プラチナが９７〜１３７円高、プラチナミニが
９０．０〜１０３．５円高、プラチナスポットが２０３円高、パラジウムが出来ず。
　午前１１時２分現在の出来高は、プラチナが７０８３枚、プラチナミニが６３８枚、
プラチナスポットが６６６枚、パラジウムが０枚。
【ＮＹプラチナはドル安や金堅調が支援】
　プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。ドイツの防衛費増額見通しや、ウク
ライナはロシアと３０日間の暫定停戦を受け入れる用意があるとしたことから、ユーロ
高に振れた。一方、トランプ米大統領のカナダに対する関税発言を受けて株安に振れた
が、カナダ・オンタリオ州のフォード首相が報復措置の一時停止を発表し、米大統領が
見直しを検討すると、リスク回避の動きが一服した。
　プラチナ先限は４５７０円まで上昇した。ニューヨーク高と円安が支援要因になっ
た。円相場は１ドル＝１４８円台前半の円安に振れた。

【ロコ・チューリッヒ（ドル建て現物相場）】
　プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の９７９．７２ドルから、買い戻されて
堅調となった。
　午前１１時現在、プラチナは９８３．７０ドル、パラジウムが９４３．６０ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが９５６．９６ドル、パラジウムが９４１．１８
ドル。
MINKABU PRESS

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