続伸、米軍がフーシ派への攻撃を開始=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=67.58(+0.40 +0.60%)

 イエメン西部のアンサールアッラー(フーシ派)に対して、米軍が攻撃を開始したことが買い手がかり。イスラエルがパレスチナ自治区ガザへの人道支援物資や電力の供給を停止したため、親イランのフーシ派はイスラエルの船舶に対する攻撃を再開すると発表した。親イスラエルのトランプ米政権はイエメン西部のサアダやサナアを空爆し、フーシ派は米国の軍艦を含む船舶への攻撃も開始している。中国国務院(内閣に相当)が消費促進特別行動計画を発表し、世界最大の原油輸入国である中国の景気回復期待が強まっていることも支援要因。調査会社ケプラーによると、輸入の鈍化により中国の原油在庫は5年ぶりの低水準となっており、原油輸入が拡大する可能性がある。ただ、18日にロシアのプーチン大統領とトランプ米大統領が電話会談することからウクライナの和平が期待されており、上値は重かった。

 時間外取引で4月限は一時68.37ドルまで上昇したが、上げ幅を維持できず、買いは失速。通常取引開始後は67.25ドルまで押し戻された。ただ、プラス圏を維持して引けた。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。