NY金・銀市況=続落、ドル高で手じまい売りが続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 4)  3027.6     3038.4      3007.7      3015.6     -  5.8
          (25/ 6)  3054.7     3066.4      3036.0      3044.0     -  4.4
   銀     (25/ 5)  3354.0     3380.5      3338.0      3345.0     -  3.6
         (25/ 7)  3386.5     3410.0      3368.5      3375.4     -  3.2
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           297,302       238,914       519,140        (- 13,591)
  銀           34,886        58,557       167,309        (-  1,034)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,583.32  + 597.97
     前日  149.29/31   1.0812/14   ・ナスダック         18,188.59  + 404.54
     本日  150.68/70   1.0800/02   ・10年米国債利回り      4.33  +   0.08
・NY原油  (25/ 5)   69.11 + 0.83  ・SPDR保有金残高    930.51  +  20.08
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は続落。前日比は金が5.4〜4.3ドル安、中心限月の4月限
が5.8ドル安、銀が3.6〜1.5セント安、中心限月の5月限は3.6セント安。
 金4月限は続落。時間外取引では、ドル高が圧迫要因になったが、押し目を買われ
た。欧州時間に入ると、ドル高一服を受けて堅調となった。日中取引では、ドル高や株
高を受けて戻りを売られた。
 銀5月限はドル高や金軟調を受けて戻りを売られた。
 ニューヨーク金4月限は続落。時間外取引では3019.2〜3038.4ドルのレ
ンジで推移、前日比8.7ドル高の3030.1ドルとなった。4月限は高寄りしたの
ち、ドル高が圧迫要因になったが、押し目を買われた。欧州時間に入ると、ドル高一服
を受けて堅調となった。
 日中取引では、ドル高や株高を受けて戻りを売られた。時間外取引の安値を割り込む
と、テクニカル要因の売りが出て3007.7ドルまで下落した。
 3月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は53.5と、前月の51.6か
ら上昇した。ドル高に振れ、金に手じまい売りが出た。ただトランプ米大統領は、自動
車、アルミニウム、医薬品に対する関税措置を「極めて近い将来」に発表すると述べ
た。関税政策に対する不透明感が強い。
 ニューヨーク銀5月限は、時間外取引で3351.5〜3380.5セントのレンジ
で推移し、前日比13.4セント高の3362.0セントとなった。5月限は高寄りし
たのち、押し目を買われて堅調となった。欧州時間に入ると、ドル高一服を受けて買い
優勢となったが、買い一巡後の上値は限られた。
 日中取引では、ドル高や金軟調を受けて戻りを売られた。時間外取引の安値を割り込
むと、3338.0セントまで下落した。
 3月21日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比47万3226オンス増の
4236万4383オンス、銀は206万4320オンス増の4億6015万1172
オンス。

今日の材料
・ロシアのペスコフ大統領府報道官は、ロシアと米国は黒海における商船の安全確保に
関する協定の再開について協議する予定だと明らかにした。
・1─3月の英製造業受注指数はマイナス2と、3カ月ぶり高水準となった12─2月
のプラス8から大幅に低下し、再びマイナスとなった。
・3月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.4。2
月の50.2から上昇し、昨年8月以来の高水準となった。市場予想の50.8には届
かなかった。主要産業であるサービス業が減速したものの、製造業の低迷が和らぎ、全
体として拡大基調を維持した。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのマクルーフ・アイルランド中銀総裁は、イ
ンフレは正しい方向に向かっているが「異例の」世界的事態を踏まえ、次の金利変更に
は慎重姿勢を維持する必要があるとの見方を示した。
・3月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は53.5と、前月の51.6か
ら上昇した。ただ、トランプ米政権が掲げる関税措置や連邦政府の大幅な支出削減に対
する懸念の高まりが、依然として年内の景気心理や見通しの重しとなっている。製造業
PMIは49.8と、前月の52.7から低下。市場予想の51.7も下回った。
・トランプ米大統領は、自動車、アルミニウム、医薬品に対する関税措置を「極めて近
い将来」に発表すると述べた。
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