［今夜の視点］海外原油＝軟調、６０ドルの攻防後に買い戻しがあるかに注目

　時間外取引でニューヨーク原油５月限は前日比１．６５ドル安の６０．３４ドルで推
移。本日これまでのレンジは５９．３８〜６１．３８ドル。
　今晩の海外原油は軟調に推移か。週明けの時間外取引から続落となり、期近５月限は
一時６０ドル割れとなり、５９．３８ドルの安値をつけた。６０ドル台を前半で回復し
たが、大幅続落。
　トランプ関税に対し、中国の報復関税を課したことで貿易戦争が激しくなることが警
戒される環境。原油相場は、世界経済の減速懸念を不安にした株安で需要不安が一段と
強くなり、売り優勢。実需家は買いには慎重とみられるなか、売り優勢が続こう。６０
ドルの攻防後に短期トレーダーから買い戻しがあるかに注目したい。
＜今夜の予定＞
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 小売売上高 2025年2月（EUROSTAT）
◆ ドイツ ◆
【経済】15:00 貿易収支 2025年2月（連邦統計庁）
【経済】15:00 鉱工業生産指数 2025年2月（経済技術省）
◆ アメリカ ◆
【経済】4/8 04:00 消費者信用残高 2025年2月（FRB）
【農産】4/8 00:00 週間穀物輸出検証高（USDA）
【農産】4/8 05:00 週間穀物生育進度・作況状況（USDA）
MINKABU PRESS

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