ゴム午前=急反落、上海ゴムの急落や株安・円高を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、急反落。序盤は日経平均株価の大幅安やドル・円が1ドル=14
5円台後半の円高に振れたことを嫌気して、売りが先行した。中盤に入ると、円高がさ
らに進んだことや、日中取引の上海ゴムが急落していることを受けて、一段安となって
いる。TSR20は、出来ず。

 午前11時10分現在のRSS3号は前営業日比16.7〜15.1円安。活発限月
の9月限は同15.2円安の284.7円、期先26年3月限は出来ず、推定出来高は
353枚(前日夜間取引含む)。

【9月限は下値模索】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、大幅安となっている。活発限月の9月限は、2
81.0円まで下落し、一代の安値を更新した。トランプ米大統領の中国への追加関税
を嫌気し、下値を模索する展開が続いている。目先、節目の280円を割り込むと、2
75円を目指した展開になりそうだ。
 ただ、ゴム独自の材料から下落している訳ではない。ファンダメンタルズに大きな変
化は見られないことから、株式市場が落ち着きを取り戻せた、昨日のような急反騰にな
るとみる。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
  シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は大幅安となってお
り、8.2〜7.4セントとなっている。
 上海ゴムは大幅続落となっている。午前10時40分現在、指標限月の2025年9
月限は、前営業日比725元安の1万4210元で推移している。

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