きょうのNY為替市場、ドル円は売りが強まり、144円ちょうどまで急落する場面も見られた。トランプ大統領の相互関税が本日から発動された。 特に中国に対して追加の50%を上乗せして計104%の関税を課す意向を示したほか、2国間協議は開始しているものの、ベトナムに46%、日本にも24%が課される。特に中国については、トランプ大統領は、中国が報復措置を撤回しなければ、追加で50%の関税を課すことを示唆していたが、その通りとなった。 それに対して中国が本日、米国製品への関税を34%から84%に引き上げると報復措置を発表。貿易戦争エスカレートへの懸念から、市場は着地点が見えない不透明な状態が続いている。 また、ベッセント財務長官が「強い円が正常」と述べたことも円高を支援している。リスク回避の円高もさることながら、ドル安もドル円を圧迫。ユーロ円、ポンド円といったクロス円は下落はしているものの、ドル円と比べれば、比較的値を保っている印象。 ドルと伴に米国債も下落(利回り上昇)しているが、これについてエコノミストからは「かつては世界で究極の安全資産であった米国債は、いまや米財政懸念と関税に対する報復措置として、外国人が投げ売りするリスクにさらされている。ドルは利回りベースでの支持を失いつつある」との指摘も出ている。 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。 9日(水) 143.55ドル(8.4億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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