●短期見通し原油、まだ戻りは売られやすい=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 需給緩和見通しの織り込みが優勢になる見通し。相互関税によって世界経済の先行き
不透明感は急激に高まっている。米中対立は一気に激化しており、石油需要の伸びが急
減速する可能性が高まっている。相互関税の一部停止はポジティブだが、需給緩和見通
しの払しょくは難しい。しかも、このタイミングで石油輸出国機構(OPEC)プラス
は減産縮小計画を強化しており、供給サイドからも需給緩和圧力が強まりやすい環境に
ある。60ドルが支持線として機能せず、短期的にはオーバーシュート気味の安値形成
が続きやすい。55〜60ドルまで下値が切り下がる。12日に米国とイランの協議が
予定されていることがイベントリスクになる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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