石油市況=原油は総じて急反発、一転リスクオンの動きが鮮明

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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東京石油の先限相場表(帳入値と前営業日比)
      東京ガソリン             東京灯油                東京原油
2025/10   90,000     ±0  2025/10   90,000     ±0  2025/09   57,680 +3,580
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15:45 現在
NY原油    夜間取引 期近 5月限 62.19 ドル -0.16
ブレント原油   夜間取引 期近 6月限 64.98 ドル -0.50
ドル・円相場 15:45 現在   146.92 円  前営業日比  1.86 円の円安
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【市況】
 東京石油市場の原油は総じて急反発。このところ日替わりで乱高下しているが、この
日は再び急反発した。米中の報復関税合戦が激化するなか、前夜米国が中国を除く国に
対する追加関税を90日間停止すると発表したことで、一転してリスクオンの動きとな
り、前日の海外原油先物が急反発したうえ、為替も一時1ドル=148円台まで円安が
進展して、直近でも147円水準まで円安に振れていることに支援された。
 この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引は朝高に再び軟化している。ドバイ原
油の現物は急伸寄りした後は上げ幅を削っている。
 原油は一部限月を除き3000円以上急伸する限月が多くなった。また引き続き8月
限から9月限への限月移行の商いも見られた。ガソリン、灯油は約定せず値動きなし。

 前営業日比は、ガソリンが出来ず、灯油も出来ず、軽油も出来ずだが、名目値で
1500円安、原油が750円安〜4040円高。中京ガソリンは出来ず、灯油も出来
ず。
 推定出来高は、ガソリンが0枚、灯油が0枚、軽油が0枚、原油が8818枚。中京
ガソリンが0枚、中京灯油が0枚。

【原油9月限は急騰して引けは5万7000円台後半】
 原油は総じて急反発。国内夜間取引の前半は軟調に推移して、直近の安値を更新した
が、後半に急騰して日中取引の朝方にこの日の高値を付けた。その後は上げ一服となっ
たが、大幅高水準でのもみ合いとなった。
 原油6番限の中心限月の9月限は国内夜間取引の前半に付けたこの日の安値となる5
万1940円から日中取引の朝方には5万8830円まで急騰した。その後はその高値
から1000円以上上げ幅を削り、引けは5万7000円台後半だった。

【ニューヨーク原油の時間外取引は軟調】
 ニューヨーク原油の夜間(時間外取引)は軟調。5月限は午後3時45分現在、前日
比0.16ドル安の62.19ドル辺りで推移。

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