【海外市場の注目ポイント】1-3月期の米GDP速報値など

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 日本時間午後9時半に1-3月期の米国内総生産(GDP)速報値が発表される。大方の予想は前期比年率換算0.2%減となっており、10-12月期の同2.4%増から2022年1-3月期以来のマイナス成長に転落するとみられている。米アトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPナウ」は、1-3月期の米GDPを前期比年率換算2.7%減としており、1-3月期の米GDP速報値が予想を下回る結果になるようであれば、米国の景気先行きへの警戒感が強まり、ドルが売られる可能性がある。
 
 また、日本時間午後9時15分には4月の米ADP雇用統計、同午後10時45分には4月の米シカゴ購買部協会景気指数も発表される。4月の米ADP雇用統計は、民間雇用者数の予想が11万5000人増となっており、民間雇用者数の伸び前月の15万5000人増から鈍化すると見込まれ、4月の米シカゴ購買部協会景気指数は、大方の予想が45.9となっており、前月の47.6を下回り、4カ月ぶりに低下するとみられている。
 
 さらに、日本時間午後11時には、3月の米個人所得、3月の米個人支出(PCE)、3月の米PCE価格指数も発表される。3月の米個人所得は、大方の予想が前月比0.4%増となっており、前月比では38カ月続けて増加すると見込まれ、3月の米PCEは、大方の予想が前月比0.6%増となっており、前月比では2カ月続けて増加するとみられている。3月の米PCE価格指数は、大方の予想が前年比2.2%上昇となっており、前年比の伸びが前月の2.5%上昇から鈍化するとみられている。
 
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