石油輸出国機構(OPEC)プラスは3日の会合で、6月の供給量を日量41万 1000バレル増やすことを合意した。5月に続いて、OPECプラスは供給量を急増 させることになる。声明では、市場環境が健全なことを理由として掲げているが、マー ケットは過剰供給のリスクを一段と高める動きとして消化を進めている。現在の需要環 境・見通しでは、OPECプラスの大規模な供給増を消化するのは難しい。この決定を 受けて、金融大手も相次いで原油価格見通しを引き下げている。ゴールドマン・サック スのブレント原油価格見通しは2025年が60ドル、26年が56ドルだが、ともに 従来見通しから2ドルの引き下げになる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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