ゴム午前=総じて続伸、ただし夜間取引の上げ幅は縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて続伸。寄り付きでは、上海夜間高を好感し、買いがやや先
行した。ただ、祝日取引の上げ幅を大きく拡大する限月はなかった。中盤に入ると、日
中取引の上海ゴムが地合いを緩めたことから、上げ幅を削る限月が目立った。
 TSR20は、出来ず。

 午前11時49分現在のRSS3号は前営業日比0.2円安〜4.7円高。活発限月
の10月限は同1.3円高の298.2円、期先26年4月限は出来ず、推定出来高は
470枚(前日夜間取引含む)。

【市場は米中貿易協議の進展に懐疑的か】
 今日の午前のJPXゴムRSS3号は、総じて続伸となっている。ただ、夜間取引の
上げ幅を削る限月が目立っている。活発限月の10月限は、寄り付き直後は302.4
円まで上昇したが、298円台まで押し戻されている。
 今朝に米中両国から、米中貿易協議が開始されることを報道された。ただ、これに対
する市場の反応は一時的だった。上海ゴムは、序盤は買いが先行したが、すぐに切り返
された。また、ハンセン総合株価指数や上海総合株価指数をみても、高寄り後に下落し
ている。市場では、米中貿易協議の進展には、時間が掛かるとの見方が支配的のよう
だ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は6月限のみ約定し、0.4セント高。TSR
20は総じて売り優勢となり、0.6セント安〜0.2セント高となっている。
 上海ゴムは総じて軟調。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前
営業日比60元高の1万4870元で推移している。

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