貴金属は、金が反発して寄り付く見通し。金と銀は円安を受けて買い優勢となろう。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安を受けて軟調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は38.32ドル安 の3236.14ドル、銀が30セント安の3258セント、プラチナが17.61ド ル安の983.02ドル、パラジウムは34.20ドル安の946.20ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=148.35/37円で、前営業日の 大引け時点から2.21円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万5535円前後、銀は156.0円前後、プラチナ は4475円前後、パラジウムは4500円前後。 【NY金は米中の関税引き下げが圧迫】 金はきのうの海外市場は、米中の関税引き下げを受けて売り優勢となった。 金は米中の関税引き下げが圧迫要因になった。米国と中国は、両国の貿易問題を巡 り、スイスのジュネーブで行った閣僚級協議で、相互に発動した関税率を115%ポイ ント引き下げることで合意したと発表した。上乗せ分の90日間の停止、経済・貿易関 係に関する協議メカニズムの構築も打ち出した。ドル高に振れ、金の圧迫要因になっ た。米連邦準備理事会(FRB)のクーグラー理事は、米中の大幅な関税引き下げ合意 を受け、貿易摩擦による経済への影響は軽減される見通しで、FRBが金融政策で対応 する必要性が低下する可能性があるとの認識を示した。 トランプ米大統領は、トルコで15日に予定されるロシアとウクライナの直接協議に 参加する可能性を示唆した。米大統領は13〜16日の日程で、サウジアラビア、アラ ブ首長国連邦(UAE)、カタールを歴訪する予定となっている。ただウクライナのゼ レンスキー大統領は夜間のビデオ演説で、ロシア軍の攻撃が一日中前線で続いており、 直接会談の申し出に対してロシアからはまだ何の反応もないと指摘した。 銀はきのうの海外市場は、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。 【NYプラチナはドル高や金軟調が圧迫】 プラチナはきのうの海外市場では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。 プラチナはドル高や金軟調が圧迫要因になった。米中が関税引き下げで合意し、ドル 高に振れた。ただ貿易摩擦の緩和期待から株高に振れたことがプラチナの下支え要因で ある。 <今日の予定> ・英雇用統計 2025年4月(国立統計局) ・独景況感指数 2025年5月(ZEW) ・米消費者物価指数 2025年4月(労働省) MINKABU PRESS 東海林勇行
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