ゴム市況=総じて反落、上海安や直近の上昇に対する修正場面

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                    RSS3                    TSR20
   2025/05      2025/10       2026/04         2025/06       2026/05
 320.1  - 1.9   316.7  - 2.9  315.0   0.0    255.0  - 2.0   257.0  - 2.0
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    上海ゴム  9月限   15,090   - 65(午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は総じて反落。寄り付きでは、上海夜間高を好感し、夜間取引の下げ
幅を縮小する展開となった。だが、中盤以降は、日中取引の上海ゴムが軟化したことや
直近の上昇に対する調整の動きから、売りが優勢となった。TSR20は、出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比4.0円安〜変わらず、活発限月の10月限は
同2.9円安の316.7円、期先26年4月限は同変わらずの315.0円、総出来
高は846枚、TSR20は全限が同2.0円安。

【10月限は320円で切り返される】
 今日のJPXゴムRSS3号は、上海安を背景に反落となった。活発限月の10月限
は、昨日まで10連騰、その内、陰線も僅か1本と一方的な上昇を見せた。ただ、昨日
の夜間取引で320.5円まで上昇したものの、売りを浴びると、今日の日中取引で
は、313.8円まで大きく水準を引き下げた。
 10月限は調整安場面を迎えたようだ。目先、売りが先行すれば、節目の310円や
4月23日に付けた一代の安値285.0円から今日の高値320.5円まで上昇の3
8.2%押しとなる306.9円付近を意識される。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は7月限と8月限が約定し、4.5セント安と
0.4セント安、TSR20も地合いを緩め、1.3〜0.6セント安で推移してい
る。
 上海ゴムは総じて軟調。中心限月の9月限は、夜間取引では小じっかりとした展開に
なり、前営業日比30元高の1万5185元で夜間取引を終えた。だが、日中取引に入
ると売りが先行し、一時1万5060元まで軟化した。ただ、節目の1万5000元割
れは回避されている。
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