経済統計解説＝米ＰＰＩは鈍化、関税の影響みられず

　１−３月期の英国内総生産（ＧＤＰ）・速報値は前期比＋０．７％と堅調だったが、
米国の関税発動を控えた駆け込み的な動きが全体を押し上げたとみられている。４−６
月期は反動が現れる可能性が高い。
　４月の米生産者物価指数（ＰＰＩ）は前年比＋２．４％まで減速した。米国の相互関
税発表の影響は見られず。ただ、５月には物価が一時的に上振れする可能性が高い。
　４月の米小売売上高は前月比０．１％増となった。３月は関税発動前の駆け込み需要
で上振れしたが、反動減は限られた。トランプ米大統領の経済政策に消費者も翻弄され
ているが、雇用環境が安定していることからすれば消費は堅調なままか。
MINKABU PRESS

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