[今夜の視点]海外原油=続伸へ、米裁判所の判断で景気懸念が後退

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油7月限は前日比1.05ドル高の62.89ドルで推
移。本日これまでのレンジは61.76〜62.91ドル。
 今晩の海外原油は続伸か。米国際貿易裁判所がトランプ関税の一部差し止めを命じた
ことから、景気悪化や需要下振れ懸念が後退し、時間外取引で海外原油は続伸の動きと
なっている。通常取引に向けてこの動きが続くだろう。ロシアと北大西洋条約機構(N
ATO)の対立が先鋭化しつつあり、米国がウクライナの停戦仲介役から退く可能性が
高まっていることや、イランと米国の核開発協議の不透明感、米石油協会(API)が
発表した米週間石油在庫統計が季節的な需要上振れを示唆する内容だったこと、リビア
の首都トリポリでの交戦なども強気なムードを後押ししそうだ。
<今夜の予定>
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 貿易収支 2025年4月(トルコ統計機構)
◆ フランス ◆
【休日】--:-- キリスト昇天祭
◆ スイス ◆
【休日】--:-- キリスト昇天祭
◆ 南アフリカ ◆
【経済】18:30 生産者物価指数 2025年4月(南アフリカ統計局)
【経済】--:-- 政策金利公表(南アフリカ準備銀行)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 国内総生産 2025年1-3月期改定値(商務省)
【経済】21:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】23:00 中古住宅販売仮契約指数 2025年4月(全米不動産協会)
【工業】5/30 00:00 週間石油統計(EIA)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 国際収支 2025年1-3月期(カナダ統計局)
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