大阪6月限 日経225先物 37960 -450 (-1.17%) TOPIX先物 2797.5 -10.5 (-0.37%) 日経225先物(6月限)は前日比450円安の3万7960円で取引を終了。寄り付きは3万7850円と、シカゴ日経平均先物(3万7915円)にサヤ寄せする形から、売り先行で始まった。現物の取引開始後ほどなくして3万7750円まで下げ幅を広げた。 ただし、ナイトセッションでつけた安値(3万7720円)は割り込まず、前場終盤にかけては3万7950円まで下げ幅を縮めた。その後は3万7830円~3万7950円辺りでの保ち合いを継続。後場中盤辺りからリバウンドをみせると、終盤にかけて3万8110円まで戻す場面もみられた。もっとも、引け間際に持ち高調整とみられるロング解消の動きが入り、3万8000円はキープできなかった。 売り一巡後は下げ幅をやや縮めたものの、リバウンド狙いのロングの動きは限られた。200日移動平均線(3万7510円)が支持線として意識されて、後場中盤にはボリンジャーバンドの+1σ(3万8030円)に接近する場面もあったが、これを捉えることができなかったこともあり、引けにかけてポジション調整の売りに押された格好だったとみられる。 昨日はトランプ関税を巡り米国際貿易裁判所が違法の判断を下したことがアルゴ発動につながり大幅に上昇したが、米政権側は直ちに控訴し、米連邦巡回控訴裁判所が米国際貿易裁判所の差し止め命令を一時停止する判断を下したとも伝わった。関税政策を巡る不透明感がかえって強まったとの見方により、前日の上昇分をほぼ帳消しにした。 ただし、25日線を上回っての推移が続き、概ね+1σ近辺での値動きであり、朝方の早い時点でポジション整理は一巡した形だろう。膠着感の強い展開ながら、終値では52週線(3万7840円)を上回っている。同線が支持線として機能してくると、4万円の大台回復がターゲットとして意識されてくるだろう。そのため、3万8000円辺りでの底固めを想定した、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。 日足のボリンジャーバンドは収斂してきており、煮詰まり感が出てきている。一方で、週足のバンドは拡大傾向にある。短期的に煮詰まり感がみられるなか、上向きで推移する週足の+1σ(3万7960円)と+2σ(3万9440円)によるレンジが意識されそうだ。 NT倍率は先物中心限月で13.56倍に低下した。前日に突破していた25日線(13.64倍)を割り込んで始まると、その後は一時13.54倍と-1σ(13.55倍)を下回る場面もみられた。4月以降は-1σがサポートとして機能していたこともあり、リバランスの動きが入るかを見極めたいところだろう。 手口面(6月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万0532枚、ソシエテジェネラル証券が1万3548枚、サスケハナ・ホンコンが2944枚、SBI証券が2921枚、バークレイズ証券が2479枚、モルガンMUFG証券が2476枚、JPモルガン証券が2029枚、野村証券が1906枚、日産証券が1096枚、ゴールドマン証券が1043枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万8051枚、ソシエテジェネラル証券が2万2993枚、バークレイズ証券が1万0925枚、JPモルガン証券が8608枚、モルガンMUFG証券が7539枚、ゴールドマン証券が4421枚、シティグループ証券が4304枚、ビーオブエー証券が2895枚、みずほ証券が2762枚、SBI証券が2002枚だった。 株探ニュース
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