[本日の見通し]石油=下落、低調な米ガソリン需要は上向くのか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2025年10月限は下落。ただ、夜間取引で下げは一服し
ている。
 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で製油所稼働率は93.4%まで上昇
し、今年の最高水準を更新した。夏場に向けた需要期序盤のガソリン消費は低調だが、
石油企業が増産する構えであることからすれば、需要は今後上向いていく可能性があ
る。
 ただ、昨日発表された米ADP雇用者数など一部の米経済指標が示すように、米経済
は悪化する兆候がある。弱い米消費者マインドが示唆するように、家計が景気悪化を強
く意識しているようならば、ガソリン需要の伸び悩みが続くリスクがある。
 時間外取引でニューヨーク原油7月限は前日比0.17ドル安の62.68ドルで推
移。本日これまでのレンジは62.59〜62.78ドル。
 原油10月限の予想レンジは5万5000円から5万6000円、ガソリン先限は
7万7500円から7万8500円、灯油先限は7万8500円から7万9500円。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。