●短期見通し原油、需給緩和の戻り売り=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 需給緩和見通しの売り優勢の展開になろう。ドライブシーズンに入るが、これから需
要見通しの急激な改善は見込まれていない。通商問題が世界経済の減速を加速させるリ
スクがある。一方、石油輸出国機構(OPEC)プラスは5月と6月に続いて7月も大
規模な供給増に踏み切る計画になっている。足元の需給には一定のタイト感も認められ
るが、時間の経過とともに需給緩和圧力が強まる見通し。60ドルを割り込むと、
55ドル水準まで一段安になる可能性がある。カナダの森林火災の影響が拡大している
こと、イラン核協議の難航、ウクライナとロシアの戦闘激化などはポジティブも、原油
価格の押し上げ要因としては機能しない見通し。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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